株式会社京成電鉄は、1月28日に持分法適用関連会社である株会社オリエンタルランドの1800万株を618億円で売却したと発表しました。
これは、株式会社オリエンタルランドの自社株買いに応募した格好になります。
この株式売却に伴い、京成のOLC株の保有比率(議決権ベース)は21.04%から20.17%に下がります。
京成電鉄が1800万株・618億円でOLC株を売却
京成電鉄は1株3435円で1800万株を売却しましたが、京成を巡っては、英投資ファンドのパリサー・キャピタルが株式の2%弱を保有しております。
いわゆる「モノ言う株主」であるパリサーはOLC株の持ち分を26年3月末までに15%未満にするよう要求しております。
いわゆるアクティビストの台頭に対して頭を悩ましているようです。
一方、OLCですが、リリースにはこう記載があります。
当社では、経営環境、事業戦略、資本政策等を総合的に勘案し、資本効率改善の観点から、2024年度から 2025 年度の間に 18,000,000 株(予定)の自己株式を取得し、取得後に同数を消却することを株主還元方針の一環として掲げている。
当初計画通りなのでしょうが、やはり京成電鉄への気遣いもあるように思えますし、昨今の株価が低迷する中で、配当を増やすなどして魅力のある銘柄としてのアピールをしたいところでしょう。
OLCの株価はここでも確認が出来ます。SNS上では経営陣の更迭を求める声も決して少なくはありません。今後の株価の推移を見守りたいところです。