夢と魔法の王国、東京ディズニーランドが出来てから37年。
その間、ワンデーパスポートの価格は複数年ごとに値上げをしてきました。
1983年の開園当初は3,900円だったワンデーパスポート、2020年の執筆現在は8,200円となっております。
4,300円の上げ幅。
新しいアトラクションの建設やテーマエリアの開設など、「体験価値の向上」に重きをおいた結果の値上げだと思います。
人によってはため息の出る現在の8,200円のワンデーパスポート。
どのような価格の推移を得てここまできたのか、改めて振り返ってみましょう。
東京ディズニーリゾートのワンデーパスポートチケット価格の推移
今から見ると、やはり開園当初の3,900円は本当に羨ましい限りですね。
- 1983年:3,900円
- 1987年:4,200円 (+300円)
- 1989年:4,400円 (+200円)
- 1992年:4,800円 (+400円)
- 1996年:5,100円 (+300円)
- 1997年:5,200円 (+100円)
- 2001年:5,500円 (+300円)
- 2006年:5,800円 (+300円)
- 2011年:6,200円 (+400円)
- 2014年:6,400円 (+200円)
- 2015年:6,900円 (+500円)
- 2016年:7,400円 (+500円)
- 2019年:7,500円 (+100円)
- 2020年:8,200円 (+700円)
やはり直近10年の値上げの間隔が短いこと、金額幅が大きいのが目立ちます。
2011年から2020年までの値上げ金額が2,000円。
1983年の3,900円から2,000円の値上げ幅に近いのが2006年の5,800円。
23年かけて達成した値上げ金額を10年でクリアしてしまうわけなので、いかにこの10年の値上げのスピードが早かったことがご理解いただけるかと思います。
現在話題のTDL新エリアを含めた大規模な再開発の影響が大きいものと考えます。
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今後の値上げはあるのか
今後、経営状況が厳しいことを考えると、当然、あると考えます。
加えて、TDSの新エリアであるファンタジースプリングスが2022年度にはオープンする予定なので、2021年〜2021年にかけてワンデーパスポート9,000円ヒットも決して夢ではないと思います。
また限られたエリアで出来る限りの人員を詰め込みがちなTDRなので、1人あたりの客単価を上げて、収益の改善を図るためにも、わりと早めに値上げをしてくるのではないかという推察も成り立つものと考えます。
夢と魔法の王国は決して懐具合には優しくはないのですが、それでも「今日は行って良かった」と言ってもらえるようなテーマパーク運営を今後も継続していただきたいものです。
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