SNS上でも大きな騒動になっていた年間パスポートの払い戻しについて、株式会社オリエンタルランドからようやくアナウンスが出ました。
2020年10月23日(金)から払い戻しが始まります。
- 窓口での払い戻し対応
- オンラインでの手続き&銀行振り込み
という2種類から選択が可能です。
これは年間パスポートのみならず、年間パスポートの「引換券」「受取券」にも適用されます。
払い戻しのルールについては詳細後述しますが、数十億円の金額を払い戻すので、OLCからすると大きな痛手でもあるのでしょうが、個人向けの信用商売でもあるので、致し方ないのかもしれません。
また、今後の年間パスポートの発売に関しても、有効期限の延長はなし、また今後の発売に関しても実質上の無期限延期のような扱いになります。
年間パスポートの払い戻しが2020年10月23日(金)からはじまる
【お知らせ】
2020年10月23日(金)より、年間パスポートをお持ちの方については2020年2月29日(土)以降の残り有効期間に応じた払い戻し対応を行います。
なお、予定しておりました有効期限の延長は実施いたしません。ご了承ください。
くわしくは>> https://t.co/vQI9es797G— 東京ディズニーリゾートPR【公式】 (@TDR_PR) October 22, 2020
2020年10月23日(金)より、払い戻しがスタートします。
条件としては、2020年2月29日(土)以降の残り有効期間に応じた払い戻し対応となります。
ご返金額=(年間パスポート購入額÷(366日-有効期間に占める使用不可日数))× 残存日数(2020年2月29日以降の年間パスポート有効期間 - 2020年2月29日以降の有効期間に占める使用不可日数)
払い戻しされる金額を計算できる仕組みは下記のURLから
- 生年月日
- 年間パスポート番号
を入力して確認をすることが出来ます。
私は3万円程度の返金が見込めております。
なお、公式HPには一切の記載がないのですが、舞浜で現金を引き換えた方のお話しによると、抽選で入園した回数分は差し引かれて計算されるそうです。念のため現地またはインフォメーションセンターへのお電話での確認をされたほうがよろしいかと存じます。
払い戻し方法は2種類
今回の払い戻しに関しては2種類の方法があります。
- 窓口での払い戻し対応
- オンラインでの手続き&銀行振り込み
窓口での払い戻し対応
TDRに直接出向くとは、ゲストリレーション等での払い戻しになりますが、人数が増えることを想定してか、誕生日月ごとに窓口での払い戻し対応日が分かれております。
下記にその対応日のピクチャーを貼りますので各々ご確認ください。
なお受付窓口の営業時間は下記の通りです。
- 東京ディズニーリゾート・チケットセンター 10:00〜23:00
- チケットブース(ウエスト) 13:00〜20:00
また窓口での返金手続きについては、下記のものもお忘れなく。
- 年間パスポート
- 氏名と生年月日が記載されている公的機関発行の本人確認書類(運転免許証、住民票、旅券、年金手帳等)※学生証を除く
オンラインでの手続き&銀行振り込み
オンラインでも払い戻しに手続きが可能です。遠方に住まわれる方は現実的な選択肢だと思われます。
下記のリンクから手続きをお願いします。
下記、注意事項です。
- アップロードに必要な年間パスポートの画像(2MB以内)
- 振込先の金融機関口座情報のわかるもの
申し込み後からの指定口座振り込みまでにはおおよそ2ヶ月かかるとのことです。
速やかな払い戻しを希望される方はオンラインではなく、窓口での手続きをお勧めします。
銀行口座については特にどこがダメという記載もないのでネットバンク等でも対応ができるという認識です。
余談ですが、株式会社オリエンタルランドから自分の銀行口座に振り込みが入ることは、今後まず滅多にないということで振り込みを検討する熱心なマニアもいるようなので、ご参考までに。
12月にも年間パスポート所有者向けの抽選はある
払い戻しのアナウンスがあるものの、今年12月まで年間パスポート所有者向けの抽選は継続されます。
したがってSNS上では多くの方が抽選を済ませその当落が判明してから払い戻しの対応を行うようです。
ただし、繰り返しますが、「抽選で入園した回数分は差し引かれて計算される」という事だけは念頭に置いた上で払い戻し額を算出してみてください。
払い戻しすると失効する権利
払い戻しの申し込みが完了すると、下記の年間パスポートの権利が失われます。
- 「抽選による入園」の抽選に参加不可
- 「抽選による入園」に当選していた場合でも、当選日の入園不可
当然といえば当然ですが、こちらも忘れないように。
年間パスポートの今後
今後の年間パスポートの発売については、現在正式なアナウンスはありません。
しかし、117,000人もいるという年間パスポート所有者の数がTDRのキャパシティを考えると多いという意見もあります。
東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドは、有効期限が2020年2月29日(土)以降に終了する年間パスポート所有者に対し、両パークの入園保証をするための抽選を毎月実施しておりましたが ... 東京ディズニーリゾートの年間パスポート所有者の数が日経MJの取材で判明しました。 一説には9〜10万人と言われておりますが、その数値を上回る117,000人(2020年3月末時点)という具体的な数字が ...
払い戻しの話しは何処へ? 年間パスポート所有者の抽選入場は11月も継続実施へ
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また熱心なファンはワンデーパスポートをひたすらに買ってはパークに通うこともSNS上で告白される方も少なくはないので、今後は年間パスポートを販売しないことも大いに有りうるのではないか、と思います。
仮に毎週1回は欠かさずに来園する方からすると、約10万円程度の出費はむしろコストを抑える意味がありましたが、8,200円のワンデーパスポートを52回分購入=426,400円支払ってもらった方が会社としては儲かるわけなので、ほぼ中毒症とかしたマニアに課金して頂くことを考えるとむしろ年間パスポートの継続発売はやめるのかも知れません。
また回数券の発売という意見もあります。
来園回数10回分の金額で11回来園出来るという回数券ならば現実的かも知れません。
それも共通パスポートみたいな売り方ではなく、各パークの回数券ならば、
8,200円×10回分×2パーク=164,000円なので、マニアからしっかりお金を頂くことを考えるならば、こういう売り方も今後は検討されるのかも知れません。
今後の年間パスポートのあり方やTDRがコロナから復活する方法は別記事で考えてみることにしたいですが、現状のパークのキャパシティも踏まえて考えると、年間パスポートの発売はないのではないか、と想像します。
今後の株式会社オリエンタルランドの上期決算状況などのリリースを待ちたくは考えますが、新型コロナウィルス感染症の影響は想像を絶するものがあると考えます。
世界でも有数の集客数を誇るテーマパークの運営は大変なものなのでしょうが、今後の動きに改めて注目したいと考えます。