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OLCはいつまで低賃金重労働をキャストに強いるのか

投稿日:11/28/2017 更新日:

ここ数年景気が回復傾向にある中で、深刻な人手不足で悩む業界が多い中、通常では少し想像がつかない時給で人材の確保に務める会社が増えてきました。

例えばアマゾンは物流部門で1,850円の時間給。

そしてヤマト運輸は年末の人材確保のために2,000円の時間給を提示することになりました。

特に物流は深刻な人手不足で悩みますが、サービス業もそれは同じこと。

飲食・サービス業も時給を上げて人件費を上げたい中、かつては人材の確保が十二分だった株式会社オリエンタルランド(以下、OLC)も現在は人材確保に悩むようになりました。

今回はキャストの補充や労働環境に関しての随想です。

個人的には日々心身ともに厳しい環境で働くキャストの皆さんが報われる、そんな労働環境になってほしいと考えます。

※内容は情報分析に基づいた私的見解になります。決してOLCの名誉を毀損する意図で書かれたものではないことをご理解下さい。

OLCの時給は本当に安いのか?

先日某求人WEBサイトをチェックしていたら、OLCのキャストの募集が出ていました。

そこでOLCが運営する「東京ディズニーリゾートキャスティングセンター」のHPで下記のような時給表を確認することが出来ました。

業務内容次第で時給の幅があるのは当然ですが、昼間の時間帯に勤務するキャストの方の時給は1,000~1,200円の枠内で収まっています。

ちなみに千葉県内のサービス業の平均時給も1,000円~1,100円という幅で収まっているのでOLCの時給は決して低いわけではありません。

しかし、SNSやブログなどを通じて入ってくる情報は決して明るいものではなく、むしろ冷淡で厳しい労働環境であることが伺えます。

笑顔の裏で、決して現れない厳しい現実

株式会社オリエンタルランドの労働環境が決して良いものではないことを知るきっかけになったのは「なのはなユニオン」による活動をSNSで観てからです。

オリエンタルランドユニオンは、2014年2月3日、請負業者と雇用契約を結びOLCのショーに出演していたパフォーマーが雇い止め=解雇されたことを機に結成しました。

OLCが「ショーのリニューアルオープン」を理由としパフォーマーを解雇したことに対し、OLCにおける「偽装請負」の実態を告発し、OLCに直接雇用を求め団体交渉を求めました。しかし、OLCは、請負業者と請負契約を結んでいる「注文主」であって、ショーに出演していた組合員との間に雇用契約はなく、指揮命令関係もなく、就業時間や休憩時間の設定をはじめとする労務管理に関与していないので、『使用者』ではないという理由で、団体交渉を拒否したので、東京都労働員会に不当労働行為の申立をしました。

ユニオンは、"夢と魔法の国"で何が起きているかを知らしめ、問題解決へのご支援・ご協力を求め、2014年3月19日から月(舞浜駅近くの交差点)・金(本社前)の朝、宣伝・要請行動に取り組みました。12月19日~25日の間は、全日建連帯労働組合の支援を受けて、毎朝、宣伝カーを使っての宣伝活動に取り組みました。

2014年6月27日の株主総会でも宣伝をし、「チラシをみた。早期の問題解決を」と株主二人が発言してくれました。市川・浦安地域の労働組合OBや市民活動に関わっている方々の毎週月曜日の宣伝活動への参加など、支援の輪は広がりました。雑誌やユーチューブなどでもたくさん取り上げていただきました。

多くの方々のご支援を受けて、パフォーマーの解雇問題は、2015年8月に解決しました。

引用元:なのはなユニオン/オリエンタルランドユニオン

舞浜駅での活動を見たことがあるのですが、上の引用文を見ても分かるように、特にダンサーなどのパフォーマーの待遇が極めて配慮に欠けるものであったこと、また最終的には問題解決が完了したという話しになります。

他にも、「過労性労災認定」を勝ち取るなどの動きもあり、徐々にですが、労働組合が活動によって待遇改善を果たしている様子も伺えます。

しかしながら、これはまだまだ氷山の一角で、実際は苦しい環境で働く方々も多いものと想像できます。

キャストの方も同じで、ゲスト自体皆が決して素晴らしい人材ではありませんので、人によっては厳しい言葉を投げかけられて精神バランスを崩して休職、退職を余儀なくされるケースも少なくはないようです。

ピークタイム時のレストラン厨房も人手が全く足りていない中、ゲストを時としては60分以上待たせることもある中で、休憩すら取れないこともままあるのだそうです。

ここだけ観たら、なかなかの過重労働です。

勿論、本来的には休憩もしっかり確保できるでしょうが、そうではないことも時としてはあるようです。

OLCはブラック企業なのか?

ブラック企業の定義が難しいのですが、

  • 低賃金
  • 長時間拘束
  • 過重労働

加えて、所属長による人の名誉を貶めかねない発言や行動があれば、これはハラスメントと捉えてもいいでしょう。

そしてこのハラスメントが恒常化しているのであれば、ブラック企業というレッテルは貼られてもやむを得ないと思います。

現段階でOLCがブラック企業なのかどうか、明言はしかねますが、あてはまる事例がいくつもあるならば、人の目によっては「OLC=ブラック企業」という認識はあり得るのだろうと思います。

時給は平均相場でも、生活出来るお金が支払われなくては働く意味がない

時給1,000円で週5日、9:00~18:00の8時間労働(休憩1時間)という勤務体系で働く場合、単純計算でも8,000円×20日(1ヶ月の勤務日数)=160,000円です。

これは額面給与なので、ここから所得税や年金、社会保険などを差し引かれるとおそらく手元に残るのは10~12万円程度になるでしょう。

10万円手取りで考えて、家賃5万で残りの5万円は食費などの生活費で充てたとしても、率直に言って生活が厳しい状況は一切変わりがないでしょう。

むしろ、ダブルワークでもう1つくらい仕事を掛け持ちしないとやっていけない。

そんな方が多いのではないでしょうか。

ダブルワークで週に6日働いてやっと少しは貯金ができるかな、という感覚であれば、今のご時世より良い時給で働ける会社はいくらもでありますし、正社員として就業する機会も恵まれています。

完全失業率が3%、というのは「仕事に就きたいと考える人が仕事にありつける状況」であり、特に人手不足で悩む会社が多い状況では、「働き手は選べる状況」だという認識を忘れてはなりません。

DodaのTVCMではないですが、労働環境も待遇も「今よりも良い会社」で仕事が出来る転職市場・雇用情勢ということなので、労働者サイドはよりどりみどり、という事をOLCのキャストの方も理解しておくといいでしょう。

TDRで働けるメリットは、もはやない

夢と魔法の王国のキャストとして働ける喜びやプライドはひとしおなのでしょうが、結果、生活苦にあえぐならば、そこで働くメリットは一切ないと考えます。

学生さんや近隣に住まう主婦パートの方はいいでしょうが、20~50代の働き盛りの年代の方はそんな環境で働いてはいけません。

特にお子さんがいるならば、なおのことです。

なので、TDRで働くメリットはありません。

それを証拠に最近では地方拠点での採用面接会を実施し、住まいまであっせんしているということですから、当然人材確保の難しさをOLCも痛感しているでしょうが、一番大事なのはやはり給与になります。

そして当然解雇されやすいアルバイトや準社員ではなく、キャリアアップも臨める正社員でないと魅力には映らないと思います。

年齢性別に関係なくやる気のある人材を良い労働条件で雇うことに力を注がない限り、TDRの人材確保は今後もかなり苦労するものと考えます。

そこは一般的な会社よりも、もしかすると苦労するかもしれません。

なにしろ、ディズニーブランドにあぐらをかいていたのは事実です。(だからこその人材難なのです。)

また、昨今では労働環境の悪化に伴う労災認定も起きております。

ディズニーキャストに労災認定・OLCサイドは明快な謝罪をせず

働く環境が決して楽な場所ではないことを理解している以上、ますます人材の確保に頭を悩ますことになるのではないでしょうか。

賃金上昇含めた待遇改善と長期雇用の保証が安定的で高品質のサービスを生む

概してキャストの皆さんは真面目に働きます。

やはりディズニーの世界が好きな方が多いのです。

嫌いなら当たり前ですが選びません。

ゲストのためにいかなる状況でも真摯に対応し続ける彼らの姿勢こそがパークの魅力を生み出しているのです。

決してキャラクターだけではありません。

経営に多大なる貢献を果たす彼らのためにも株式会社オリエンタルランドは「賃金上昇含めた待遇改善と長期雇用の保証」をキャストにコミットメントすることが、今後10年前後のテーマパーク運営をよりいっそう安定的なものにすると考えます。

カスタマーファーストを貫く姿勢は大切でしょうが、そろそろ従業員のことも考えて上げないと、現場の荒みっぷりはますます加速化し、相対するゲストの顧客満足度も低下、決算の数字に大きな打撃を被ることになるでしょう。

これからの労使環境の改善がどこまで果たされるかわかりませんが、今の時代、低賃金重労働はもう流行りません。

そして厳しい仕事でも耐えぬける何かがあるほど、今のOLCの仕事に一切の魅力はありません。

経営陣が高い役員報酬をもらうことが悪いわけでもなく、株主に対しての責任も果たしている以上、"収益の源泉、資産"とも言えるキャストに対しても今以上に報いるべきではないでしょうか。

少なくとも、1日8時間労働・20日程度の勤務で、非正規雇用者でも20~25万円の手取りが確保されるような環境になることを望みます。

そのために不要な部署・人材のリストラは急務と言えましょう。

もちろん、現場ではなくOLC本社で働く部署・人材の話です。

現行経営陣の早期退陣、若返りがもしかしたら抜群の特効薬になるかもしれませんね。

(生え抜き主義も辞めるといいでしょう)

いずれにせよ、現場で1番大変な仕事をするキャストの皆さんの待遇改善を願ってやみません。

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