2021年1月28日(木)に東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドは2021年3月期の第三四半期決算を発表しました。
新型コロナウィルス感染症の影響で通常営業が出来ない中でも、13億円の黒字を確保、実に4四半期ぶりの優秀な成績を収めましたが、4-12月については最終損益が278億円の赤字となっております。
また通期で見た場合は511億円の最終赤字になる見通しをそのまま据え置き。
未だ続く緊急事態宣言の影響による入場者数制限5,000人の影響は計り知れなく、経営に深刻なダメージを与えている様子が伺えます。
2021年3月期の第三四半期決算は4四半期ぶりの最終黒字だが、最終損益は278億円の赤字に
基本的に第三四半期決算は4四半期ぶりの最終黒字で13億円、というこの数字自体は大変喜ばしい事だと想像できます。
2020年の10〜12月は緊急事態宣言が出る前であり、入場者制限の緩和もありました。
また固定費の削減も効果があったようです。
いずれも日本経済新聞のリンクですが、理解が深まるかと思います。
日本経済新聞のリンク
このまま厳しい入場者数制限が続けば1ヶ月間の営業赤字が100億という金額も想定される記載もあり、決して予断は許さない状況になっていると考えます。
全ての産業が来期以降本当に厳しい経営状況に立たされると考えます。
残念ながら新型コロナウィルスのワクチンも日本は他国と比較すると接種が遅れており、2回の接種が終わらないと本当に人は外に出て動き出す事はないかと思います。
特にサービス業は人が来て初めてビジネスが成立するところもありますので、OLCも今期も大苦戦を強いられてますが、来期以降はもっと厳しい状況に追い込まれるかもしれません。
今後の経営の推移を見守りたいと思います。
なお、株価ですが、日経平均株価と見事にシンクロしており、厳しい経営状況が報道される中でも、堅調に推移しております。
以下、プレスリリースとなります。
なお、1月25日付のプレスリリースではデジタル戦略室の創設が記載されております。
進むDX化に対して、OLCもその動きを加速化させるようです。
再び、明るい話題がブログでも書けることを今は願うばかりです。