株式会社オリエンタルランドが沖縄県宜野湾市の基地跡地にリゾートホテルを建設する計画を検討していることが新聞報道で判明しました。
2015年12月にも政府主導でホテル建設の話題が出てきましたが、話が本格化するような印象も受けます。
あくまでも2024年の基地返還以降の動きになりますが、気になる動きではあります。
オリエンタルランドが宜野湾市の基地跡地「インダストリアルコリドー地区」にリゾートホテルを検討
第一報は沖縄タイムズでした。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが、キャンプ瑞慶覧のインダストリアルコリドー地区にリゾートホテルを建設する方向で検討すると政府関係者に伝えていたことが16日までにわかりました。... https://t.co/v4WNBVeTdn
— 沖縄タイムス (@theokinawatimes) 2017年5月17日
以下、引用(要約あり)になります。
建設を予定しているのは、約62ヘクタールあるコリドー地区のうち、南側の宜野湾区域。
テーマパークに併設されたホテルではなく、ハワイにある「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイ」のような独立した滞在型リゾート施設で、ミッキーマウスなど、おなじみのキャラクターとも触れ合える。
オリエンタルランドは当初は海に近い場所も含め市内で建設予定地を検討していた。
市場調査などを経て、コリドー地区は国道に近く利便性がいいことなどから候補地になったという。
とあります。
実際の建設は基地の返還になる2024年以降なので今すぐという話しではないのですが、今後は政府や沖縄県、宜野湾市含めた関係各所との調整が進むのではないかと思います。
全ては返還が決まってからの話し
菅官房長官が報道陣の質問に対し、「いずれにせよ返還が具体的してからの話になるだろう」「宜野湾市からの具体的な提案を受けて沖縄振興の観点からしっかりと支援をしていきたい」という見解を示しております。(日本経済新聞より)
当たり前の話しなのですが、現在も2024年の返還に向けて日米間で協議が進んでいる状態なので明言が出来ない状況であり、またリゾートホテルを建設するにしてもまだこの場所で確定するということではないので、今の段階で政府からの明言が出来ないということになります。
なお、ディズニーリゾートの誘致を巡っては、2015年12月に沖縄県宜野湾市の佐喜真淳市長が菅官房長官に協力要請をした経緯があります。
2016年1月の宜野湾市の市長選挙でもこの話題が挙がりました。
基地返還後の経済面の活性化に向けても注目の集まる話題になりそうです。
ディズニーカラーを打ち出したリゾートホテルの建設は大変に興味深いのですが、今後の協議の進捗を見守りたいと思います。