株式会社オリエンタルランドは2025年1月15日(水)付けのプレスリリースで、東海道新幹線にて特別塗装の新幹線を2025年2月21日(金)より運行開始するという発表を行いました。
東海道新幹線では初の試みとのことです。
なお、特別塗装のテーマは、「ファンタジースプリングス」です。
特別編成「Wonderful Dreams Shinkansen」2025年2月21日(金)より運行開始~東海道新幹線初の特別塗装の新幹線が、東京ディズニーシー®「ファンタジースプリングス」のテーマで登場~
運行区間は東京~新大阪間となり、主に「ひかり」号・「こだま」号で運行する予定とのことです。運行スケジュールに関しては現段階では未定で今後はJR東海のHPなどで確認が出来るようです。
東京ディズニーシー「ファンタジースプリングス」ラッピング新幹線|JR東海
上記サイトでより正確なイメージを掴めます。ご確認ください。
企業側のプレスリリースリンクは下記のとおりです。
OLCの意図を考える
東京〜新大阪間ということで、東海道新幹線のメインとなる路線での運行。今年9月までの運行とは言いながらも、大阪万博の時期、大阪方面に向かい方も決して少なくはないでしょうから、広告宣伝効果は相応にあると考えられます。
加えて、USJに顧客を取られている状況もあり、関西方面のゲストに対するアピールにも繋げたいと考えます。
なぜ、ファンタジースプリングスなのか、というところも気になります。一説には当初計画よりも経営的に苦戦しているという話も聞きます。
OLC必死だな、と言えばそれまでですが、低迷する株価のテコ入れもあるでしょう。本決算まで残り3ヶ月を切った段階でこのプレスリリースがどれだけの効果をもたらすか、率直に言うとわかりかねます。
しかし、ファンタジースプリングスについては、開業した6月以降、夏休みの時期から昨年末にかけてラッピング塗装をした新幹線を走らせておけばよかったのにな、と個人的には思うところです。
もっと言うと、同じ時期に全ての新幹線でラッピング塗装の新幹線を走らせておけば、OLCのやる気を感じたんですけどもね。こればかりは相手あってのことなので難しい側面もあったでしょうが、こう言うところに経営陣のツメの甘さというか、サラリーマン経営者の軍団では創業社長のような豪胆で大胆な手は打てないものなのでしょう。
ファンタジースプリングスをTVでプッシュしまくっても、中には簡単には入れない仕組みにしてしまったのが最大の失敗でした。せめて別料金でプラス1万円とかにして毎日の入場者数の制限を加えるだけにしたならば、もう少し商機は見出せたような気がします。
本決算を確認すれば、分かることだと思いますが、今後のOLCの株価やプレスリリースに注目したいところです。