東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドの最高経営責任者である加賀見俊夫代表取締役会長兼CEOが読売新聞の取材を受けました。
その中でも、旧来の経営状態に戻るまで2年はかかること。またワンデーパスポート等の価格変動制を検討するなどに言及しております。
新型コロナウイルス感染症の影響でどのテーマパークも苦戦を強いられている中、業界の雄の発言には大きな示唆があると考えます。
OLC加賀見CEOが読売新聞インタビューでワンデーパスポートの価格変動制に言及
かがみん読売新聞インタビューまとめ
①来場者数は半分の4万人程度
②元に戻るまで2年かかる見込み
③ 今後チケット価格を変動制か
④パレードは通過型で再開
⑤美女と野獣エリアは利用者抑えてオープン予定 pic.twitter.com/jgnxsZUm93— アパートの2F (@Sea5year) August 13, 2020
経営面でのインパクトは大きく、入場者を絞っている現段階の状況を加味すると、やはり最短でも2年は経営回復までに時間を要する点を言及されている点は非常に興味深く感じます。
また、海外のように日付によってパスポートの価格を変動する考えがあることを初めて示唆しました。
現在、年間パスポート所有者の入場を制限する仕組みはありますが、GWや夏休み、年末年始のような多くの方が全国的に訪れる場合の価格設定を見直すことはありませんでしたので、これも興味深い発言です。
新生活様式になぞらえたパーク運営も今後は必要となるため、大変な試行錯誤が予想されますが、どんな難局も乗り切ってきたという自負はあると思います。
新エリアの件も言及がありますが、集客の起爆剤にもなると思いますので、オープンがいつになるのか、心待ちにしたいものです。
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