株式会社オリエンタルランドの第3四半期決算発表が2017年1月30日にリリースされました。
従来の日本経済新聞の報道の通り、入場者数の減少に伴う営業利益は920億の横ばい。経常利益は前年同期比で-3%減の391億円になりました。
以下、概要をご紹介します。
平成29年3月期 第3四半期決算発表 経常利益は-3%へ
下記OLCのリリースとニュースソースをあわせてご紹介します。
- 平成29年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) (OLC)
- 2017年3月期 第3四半期 決算補足資料 (OLC)
- 役員の委嘱変更および退任について (OLC)
- OLCの16年4~12月期、営業益横ばい 入園者数が減少 (日本経済新聞)
- 【決算】OLC、10-12月期(3Q)経常は3%減益 (株探)
実施した入園料の値上げとグッズ販売の好調で客単価が上昇したおかげでテーマパーク事業の売上高は2%UP
ホテル事業も「ホテルミラコスタ」が貢献し4%の増収
しかし、プレスリリースの記載の通り、夏場の悪天候と「ディズニー・ハロウィーン(ヴィランズワールド)」が2年目の開催と言うことがどうも入場者数の減に繋がったという見解を株式会社オリエンタルランドは発表しております。
役員交代は入場者数減少の責任を取った格好になるのか?
エンターテイメントが入場者数の減少につながるという異例のリリースを出した株式会社オリエンタルランドでは役員の交代が発表されております。
エンターテイメント本部長委嘱の執行役員が2017年1月31日をもって辞任。
リゾートクリエイト部担当の執行役員が2017年2月1日より兼務する格好で着任します。
おそらく、役員交代は入場者数減少の理由をエンターテイメントに求めたゆえの辞任(正確にはクビ)になったのでしょう。
あまりに唐突な印象を受けます。
また、エンターテイメントの影響で入場者数が減ったならば誰かをスケープゴートにするのではなく、今以上によりもっとテコ入れをはかるべきではないか、と思います。
もちろん辞任が解任、クビではないか、という意見は推察でしかないのですが、このタイミングで出されるとやはり色々と勘ぐってしまいます。
クビであれば、ブラック企業と言われても仕方がないように思えますが・・・・・。
第4四半期が既にスタート、そして東京ディズニーシーの15周年アニバーサリーイベントのグランドフィナーレがはじまった今、決算に向けてもスパートしたということになるのでしょうが、3年目の「アナとエルサのフローズンファンタジー」含めゲストにどう魅力を伝えることが出来るのか。
重たい課題を抱えたまま、第4四半期を進むことになるようです。